睡眠の質は100%だった。初めて見た。強気に出たな、と思う。洗濯洗剤のCMも、歯磨き粉のCMも、少しは汚れを残して、99%の洗浄力!みたいに、1%は余力を残している。この睡眠が100%か。まだ改善の余地はある気する。枕とか、湿度とか、睡眠の質を高めるために何十万円も払っている人がいる中で、これ以上の睡眠の質は見込めないのか、と、少し落胆する。
今朝、カフェに行こうと思ったら人がいっぱいで、とりあえずカメラを持って歩いてみた。海沿いの芝生と散歩道。平日の朝なのに、カフェも公園もパブにも人が多い。いつも不思議に思う。彼らは、仕事しているのだろうか。
人が空いてきたカフェに入り『君たちはなぜそんなことをしているのか』松原始(2025,山と渓谷社)を読む。カラスの研究者が書いた動物行動学の本だが、動物行動学の話が始まるのは92ページ以降。それまでは、科学とは何かっていう話がメインなのだけど、これが、まぁ、読みやすくて面白い。義務教育の最初の授業でこの話をしたら、みんな生物の授業は前のめりになるんじゃないか。科学と理科の違いや、身近な例を用いて(カラスの例が多い)科学はどのように進められていくのかが解説され、科学と真理の相性の悪さが描かれる。読みながら、学部1年生の時の初年次ゼミで信仰をテーマに宗教と科学は対立するのか、と日本人の無宗教について議論したことを思い出す。動物行動学の話が出てきたあたりで、カフェが閉店準備を始めたので退散する。読み終わったら読書ログも、ここに書いていきたいね。
Tweed HeadにあるMinjungbal Aboriginal Culture Centre and Museumに行く。ソーシャルワークの授業を受けていると、アボリジニの話がよく出てくる。ちなみに、「アボリジニ」は、英語では、First Nations Peopleか、Aborijinal Australians、もしくはトレス海峡諸島民も含めてIndigenous Australians(オーストラリア先住民)が使われることが多い。ミュージアムは小さいが、ケニアで訪れた壁しかないカルチャーセンターと比べると、まだ資料は多い方だ。ブーメランなど、マーガレットケイが保管していた文化的遺物の展示や、通過儀礼に使われていた儀式場(ボラリング)に続くトレイルがある。詳しいことは、後日Fieldの記事にしようと思っているので、興味があれば読んでみてください。
大学院の図書館に移動して、保苅実の『ラディカル・オーラル・ヒストリーーオーストラリア先住民アボリジニの歴史実践』(2018,岩波現代文庫)を読む。オーストラリアに来るなら、いつか読まないといけないと思いながら、なかなか手に取れなかったオーストラリアのアボリジニの歴史実践を描く歴史学者の博士論文を元にした本だ。実証主義的な歴史に対する挑戦。文庫版を持っていたはずだが見つからなかったのでKindle版を購入してPCで読む。語り口が軽快でとても読みやすいが、博士論文が元になっているだけあって内容は難解。アカデミックな論文や文献は2回読むのが私流。1回目はメモも取らず、わからないことがあってもとにかく最後まで読む。2回目は、メモをとりながらわからないことは調べながら、1章づつ時間をかけて読む。とにかく1回、最後まで読んだら、あとがきで号泣してしまった。何時間もスクリーンを見続け目が乾燥したわけではない。号泣の理由も含めて、後日、詳細なレビューを書きます。とんでもないものを読んでしまった。当事者の語りを扱う人類学とソーシャルワークにも深く通じる。これは、2回どころか今後何回も読み返すだろうな。
昔お世話になった数人に近況報告も兼ねて短いメールを送った。なんか、送りたくなった。そんな1日でした。明日は介護施設でモーニングシフト。がんばろ。
